24時間受付中

24時間受付中

24時間受付中

03-6332-6635

合格率60%台の歯科医師国家試験

2024.10.07

合格率60%台の歯科医師国家試験で80%以上の合格率を出す私立私学部の人達が
います。その秘密を知れば、歯学部の留年は怖くありません。

 

 
1.非常に高い歯科医師国家試験合格率を上げている歯学部生

歯科医師国家試験の合格率です。松本歯科大学歯学部89.3%、昭和大学歯学部89.0%、日本大学松戸歯学部81.9%、福岡歯科大学80.4%、これを大学全体の歯科医師国家試験合格率、そして新卒の歯科医師国家試験合格率を表にすると下記のようになります。

第117回(2024年)歯科医師国家試験合格率(出願者数)

大学名X新卒大学全体
松本歯科大学89.3%49.5%44.1%
昭和大学歯学部89.0%88.1%83.2%
日本松戸歯学部81.9%88.1%53.8%
福岡歯科大学80.4%49.0%39.2%



大学全体というのは新卒と既卒を合わせた歯科医師国家試験合格率ですが、どの歯学部も新卒だけの合格率の方が高くなっています。そして、ここではXとした歯学部生の歯科医師国家試験合格率は、80%を超える非常に高い合格率となっています。もう少し直近の歯科医師国家試験合格率を見てみましょう。
朝日大学歯学部70.7%、奥羽大学歯学部71.0%です。これを同じように新卒と大学全体の合格率と合わせて1つの表にしてみます。

第117回(2024年)歯科医師国家試験合格率(出願者数)

大学名X新卒大学全体
朝日大学歯学部70.7%52.3%39.3%
奥羽大学歯学部71.0%40.4%34.5%


ここでも、Xの歯学部生は圧倒的な歯科医師国家試験合格率を上げています。

 
 
2.高い合格率を上げる歯学部生は、こんな学生

では、歯学部生でXとされた学生とは、どのような学生でしょうか?
それは、「6年間一度も留年・休学することなくストレートで卒業した歯学部生たち」です。
歯学部生の皆さんは、「歯学部で、ストレート進級者の歯科医師国家試験合格率は80%」といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
国公立大学歯学部を含めると、「ストレート進級者の歯科医師国家試験合格率は80%」と言えそうですし、私立大学歯学部でも多くの大学に当てはまります。
ここで触れていない大学は、「ストレート進級者の歯科医師国家試験合格率が悪いから取り上げていない」のではなく、情報を公開していないためストレート進級者の合格率が分からないため取り上げていません。
どの大学の歯学部でもストレート進級者の歯科医師国家試験合格率は、少なくとも70%を超えていると思います。

 
 

3.ストレート進級者は能力が高いわけではない

歯学部生の皆さんは、歯学部受験を経験されていますから、「歯学部の偏差値ランキング」は、頭に残っているのではないでしょうか?
また、私立大学歯学部の中には、「定員割れ」の大学もあることもご存じだと思います。
上記の表では松本歯科大学、福岡歯科大学、奥羽大学の歯学部が定員を割っています。これらの大学の歯学部では、いわゆる「歯学部の偏差値」は、かなり低くなっています。中には、「ボーダーフリー」つまり、「偏差値上にボーダーラインは存在しない」とされている大学もあります。

しかし、そういった大学でも一度も留年・休学することなく卒業した学生の歯科医師国家試験合格率は、非常に高くなっています。改めて歯科医師国家試験の合格率を出願者数で見てみると、私立大学歯学部の新卒合格率は出願者1729人、合格者1053人で合格率は60.9%でした。また、新卒に既卒を加えた私立大学歯学部全体では出願者2708人、合格者1408人で合格率は52.0%でした。

歯学部入学後、ストレートで進級、卒業していく歯学部生の歯科医師国家試験合格率が非常に高いことが分かると思います。こういった歯学部生は高い能力を持っている、ということではありません。先ほど触れた「歯学部の偏差値ランキング」で、けして上位ではない大学の学生もストレートで進級、卒業していく学生は少なくありません。

こういった歯学部生は、取り立てて能力が高いわけではありません。

「歯学部での勉強を着実に自分のものとしていく」、「毎日の勉強を大切にする」、「疑問点を放置しない」、「困った時には、相談できる人がいる」、「歯学部での正しい勉強法を分かっている」、「試験対策がキチンと出来ている」という学生です。

歯学部生なら誰でも出来ることばかりです。特別なことは何もありません。
ですから、歯学部に在学する皆団はストレートでの進級、卒業をぜひ目指して下さい。
時にはデントゼミのような歯学部進級に特化した予備校に頼るのもいいでしょう。こういった歯学部の進級を後押しする予備校を上手に利用するといいと思います。

何も、「歯学部に入ったら勉強だけしろ」と言っているわけではありません。部活やアルバイト、友達との楽しい時間、自分の趣味も、せひ大切にして下さい。「どうも勉強が上手く行かない」と感じたら、頼りになる先輩や同期に相談するといいと思います。多くの歯学部生を後押ししてきたデントゼミのような予備校に相談するのもいいと思います。

歯学部生として当り前の学生生活を送ることが出来れば、歯学部の進級、卒業そして歯科医師国家試験は怖くありません。能力ではなく、歯学部生として正しい勉強をやるべき時に続けることが出来れば、何も心配はいらないはずです。

残念なことに、歯学部の留年率は低くはありません。しかし、スムーズに進級、卒業していく学生は、どこの大学でも少なくありません。ぜひ、日々の勉強を大切にしてストレート進級、卒業そして歯科医師国家試験の合格を目指して下さい。

あわせて読みたい
おすすめブログ